前回に引き続きPsi4の計算実施用アプリについて紹介したいと思います。
今回は構造最適化の関数の定義になります。Tkinter アプリからの入力値を受けて、構造最適化を行う関数(Geom_Opt)で、`method(HF、DFT、MP2)、function(汎関数)、baseset(基底関数)から計算条件を設定しています。
methodによってPsi4でのジョブの設定の書き方が少し違いますのでif文で分岐させて、methodごとの命令文としています。最適化した構造はoptimized_geomとしてxyzファイル形式で保存(ファイル名はTkinterでの入力値:savename)しています。
あと計算の開始と終了がわかるようにTkinter のラベル(ここではLabel10,11)で画面上に表示させています。
計算手法のバリエーションは限られますが、一応基本的な計算メソッドには対応できるようにはなっているかと思います。汎関数や基底関数の選択候補数はTkinterのプルダウンメニューでの選択肢の設定しだいかと思いますので、利用される関数にあわせてコードを書き換えてもらったらと思います。
以上、今回は構造最適化部分の関数について紹介させていただきました。
次回は振動計算についてのコードを紹介したいと思います。