あるケミストの独り言(winchemwinの日記)

ケミスト(化学者)の視点で、面白そうな情報(シミュレーション関係など)を発信

紫外可視吸収波長自動算出アプリ(CustumTkinter)その1


 以前の記事でHOMO-LUMO軌道、屈折率の自動算出アプリを紹介してきました。今回以降別の物性値として紫外可視吸収波長の自動算出アプリを紹介してゆきたいと思います。基本的なコードはこれまで紹介してきたアプリと同様ですが、紫外可視吸収データを算出させるためのTDDFT計算をおこなっているところが少し異なります。皆さんの参考になれば幸いです。
 アプリの起動画面は以下のような感じになります。今回もCustumTkinterで作成しています。

紫外可視吸収算出アプリの立ち上げ画面


このアプリでは化学物質のSMILESリストから紫外可視吸収波長及び振動子強度のリストを自動作成し、csvファイルに保存できるようになっています。画面的には前述のように、これまでのアプリとほぼ同じですが、紫外可視吸収波長計算用の計算の設定の部分が少し変わっています。
 次回以降具体的なコードについて紹介してゆきたいと思います。