引き続きPsi4の計算実施用アプリについて紹介したいと思います。
今回はマリケンの電荷計算の関数について紹介したいと思います。
計算の実行に関してはこれまでと同様にTkinterアプリからの入力値(method, function, baseset)を受けて、計算の実行を行っています。
得られた結果から電荷の計算は以前の記事でも紹介したpsi4.oepropを利用することで実施できます。計算結果のwfnから’MULLIKEN_CHARGES'を指定して算出する形です。それぞれ原子上の電荷のデータ(atomic_point_charges)はnumpyのアレイ形式でmullikenに格納しています。
ただ計算しただけでは、結果の一覧は表示してくれないので、for文を活用して原子と電荷のリストを作成すると共に、pandasのデータフレームとして表示させる形にしています。表示についてはこれまでと同様にTkinterのToplevelのサブウィンドウを活用する形です。
以上、今回はマリケンの電荷計算の関数のコードについて紹介させていただきました。
次回は双極子モーメント計算の関数のコードについて紹介したいと思います。