あるケミストの独り言(winchemwinの日記)

ケミスト(化学者)の視点で、面白そうな情報(シミュレーション関係など)を発信

Pythonの活用例について(fit ファイルの利用 その3:Cateye社 Avventuraのデータからースピードデータのグラフ化)

 前回までは標高のデータを基にグラフの作成を行ってきました。今回はスピードのデータのグラフ化を行いたいと思います。スピードの場合は基のデータの単位が[m/s]のため、見慣れた[km/h]の方がイメージしやすいかと思います。そのため、標高データの場合はデータをそのままプロットすればよかったのですが、スピードの場合[km/h]に変換する必要があります。ただ、変換といっても難しいものではなく、下記のコードでy軸に用いるスピードに関するデータに対して(3行目)、km/hに変換する処理をするだけでOKです。

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スピード/時間グラフ化のコード

 以下が作成したスピードと時間とのグラフになります。坂の上り下り、平坦でのスピードの様子がなんとなく確認できるかと思います。

 

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スピード/時間のグラフ

 ただ、前回の記事にも書きましたが、横軸が時間だと信号などいろんなシチュエーションで止まったりするのでイメージしずらい面もあるかと思います。そこで、今回も同様に横軸を距離でグラフ化を行ってみました。

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スピード/距離グラフ化のコード

 前回も説明しましたX軸にデータフレームから「dinstance」の値を設定し、ax.plotにX軸も記載することでOKです。作成したグラフは下図のようになります。

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スピード/距離のグラフ

  時間のグラフよりは少しイメージしやすくなったでしょうか。次回は勾配データのグラフ化を行いたいと思います。