引き続きPsi4の計算実施用アプリについて紹介したいと思います。
前回までに紹介したコードを実行すると以下のような立ち上げ画面が表示されます。
(本シリーズの1回目にも紹介したかと思いますが)
今回はアプリ使い方について簡単に紹介したいと思います。
一番上の「Molecules」は計算したい分子のファイルを選択する部分で、右端の「select」を押すことで下図のようなファイル選択画面が表示されます(ファイルのあるフォルダーまでは適宜移動は必要ですが)。選択可能ファイル形式はxyz又はmolファイル形式が可能です。
続いて「Task」として、計算したい内容を選択します。下図では構造最適化「Geometry optimization」を選択していますが、その他振動計算や分子軌道情報、紫外可視スペクトルの計算などが選択できます。
「Caluculation Method」では各種計算手法、汎関数、基底関数などを選択できます。現在のコードではあまり多く選択できるようにしていませんが、必要に応じてコード内に追加することで様々な計算手法に対応はできるかと思います。
あと「option」として計算機のスレッド数、メモリの設定と分子の電荷、多重度も設定できるようにしています。
一番下はアウトプットファイルの名前を設定で、記入したファイル名のファイルが計算プログラムがあるディレクトリ内に作成されるようになります。
以上の設定が終わったら、真ん中下のRunボタンを押すことで計算が開始されます。
計算が無事終了したら、「Calculation was finished」と表示されますので、それぞれの計算タスクに応じた結果が表示されるかと思います。
簡単なアプリですが、GitHubに公開予定ですので、良かったら使ってみてもらえればと思います。
今回は以上になります。次回のブログでGitHubの公開情報を紹介したいと思います。